にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

通常級&通級へ就学予定のADHD次女の就学前スケジュール

とうとう次女の入学まであと1年…。

一斉指示が通らない、刺激に弱く集中力に欠ける、言語能力が凹等多々不安な面がある次女。

今のところは通常級&通級に就学予定です。

大きく凸凹のある次女ですが、

・「人は人、自分は自分」と考え、良い意味でも悪い意味でも周りを気にせず常に前向き指向(マイペース?)

・人と関わることが大好き

・学習面での遅れがあったとしても、現在通っている学研教室や家庭でフォローできそう

・わからないことは人に聞ける

ので、とりあえずは普通級で様子をみようと考えています。

生来的によくわからないことは何でも面倒に感じる次女、支援者からは「もともとの能力よりちょっと難しめのことをさせた方が集中力を発揮する」とも言われているので、もしかしたら普通級の方が向いているかも知れません。

 

通常級&通級

次女は3歳の頃から未就学児対象の「言葉の教室」に通っています。

この「言葉の教室」は、「通級(通常の学級に在籍していながら個別的な特別支援教育を受けることの出来る制度)」です。

入学後も通級に通う場合は、市の教育センターで就学相談を受けたうえで、同センターに申込する必要があります(地域により制度は異なります)。

 

当初、次女の言語能力の凹みは成長とともに緩やかに追いつく見込みがありそうなので、入学時に「言葉の教室」をやめようと考えていました。

けれども通級担任から

① 希望があれば、就学前に次女の特性及び支援方法の要望等まとめた申送り書を作成し、受入校に提出する

②入学後も必要があれば、通常級の担任と支援の方法について連携する

 という話があったので、就学後も継続しようと考え直しました。

 

もし通常級で個別支援の申し入れをする場合に通級担任に連携してもらうことができればかなり心強い。

 次女の成長を信じて見守りたいと思う気持ちもあるけれど、支援者と一緒に見守ることができたらより安心。

 

就学前スケジュール

5月 小学校運動会見学~次女に運動会、学校の雰囲気を知ってもらい、来年の運動会に備える。

6月 本来この時期に学校見学すれば良いけれど、長女が在校生のため学校の雰囲気については概ね知っているのでパス。

7月 病院で知能検査(WISC4)を受け、その結果から現時点での次女の得意なところと、苦手なところを明らかにし,就学後にどのような問題が起こりうるか把握しておく。

8月  就学相談の予約(市の教育センター)

9月  就学相談&通級申込(市の教育センター)

10月  受入校「学校公開日」参観~1、2時限目の時間帯は全ての教室の授業が参観できるので、次女に学校・授業の雰囲気を知ってもらう。

11月  受入校「学習発表会」観覧(できれば複数の学年)

12月  保育園生活発表会~練習及び発表会の様子から特性に関わる気になる点をチェック。

1月  保育園から受入校への申し送り~保育園担任に受入校に申し送りして欲しいことを伝える。

2月  小学校一日入学~この時期頃までにサポートブック等次女の特性や支援について書いた資料を作成し、受入校に教育相談を申込む。

3月  入学後と同じ生活スケジュールで行動できるように生活スケジュールを組む。入学式の事前練習や担任との顔合わせが必要であれば学校側へ依頼する。

3月下旬   登校練習

4月 入学!!

 

今のところ以上のような予定。書いてみると案外やることがあってびっくりした。頑張ろう。

 

f:id:ninono0412:20170506144918p:plain

居住地の自治体では『保護者や本人が学校や医療機関などに相談する時に、状況などを説明するツールとして活用することや、関係者がお子さんの個性や特徴、これまでの経過などを共通理解し、自立に向けた手だてを共有することにより、一貫した支援を受けることをサポートするもの』として「サポートファイルさっぽろ」の活用を提案しています(市のホームページからダウンロード可能:サポートファイルさっぽろ/札幌市

次女のサポートブックを受入校へ渡す場合には、この書式を利用する予定です。

 

 通常級か支援級かの選択

発達障害児の就学先として支援級か?通常級か?という問題は本当に難しい。
学校の雰囲気、担任及び学校システムとの相性、本人の適応力等、実際に確認したり、一定期間様子を見ないとわからないことが多いからです。
地域性も大きく影響しますし、高校進学のことも考えるとおいそれと簡単には決めることもできません。

 うちの場合は、通常級の方が向いている可能性がありそうなので、まずは通常級に就学することにしましたが、授業についていけるか心配なので、学研教室で先取りして勉強を進めています。

手続的なことや仕組については詳しくわかりませんが、受入校では学期途中でも通常級から支援級に移行して授業を受けることはできるようです。

 

入学に向けて準備はちゃくちゃくと進めますが、年長から就学の時期までは著しく成長する時期とも言いますし、問題が起こればその時に対応するといった姿勢で深く思い悩むことなく入学を迎えたいと思います。