にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

療育

「反応的」な言動をとる発達障害児

いつのまにかブログの更新から遠ざかっていました。冬真っ盛りです。 長女がインチュニブを使用するようになり、これまで一番悩んでいたことが改善された安堵感もあってか、療育は続けているものの、一時期「発達障害」について考えることが減っていました。…

シングルタスクと視機能の弱さ

次女がインチュニブ の服用を始めて1ヵ月が過ぎました。 主治医や言語療法士等医療支援者の目論見通り、言語療法、作業療法の訓練は落ち着いて取り組むことができているようです。 各訓練に落ち着いて取り組むことができるようになったため、「本来できるこ…

放課後デイサービスでの療育と親が家庭で行う支援の違い

以前、長女の放課後等デイサービス(以下「放デイ」といいます。)の個人支援計画について、放デイスタッフの考え方に賛同できない部分がありモヤモヤしたことがありました。 ninono0412.hatenablog.com 長女の個人支援計画にある「相手の気持ちに気づく」と…

娘たちの成長と支援の断捨離?

新年度を迎え、長女は2年生、次女は年長になり、姉妹とも担任が変わりました。 こちらはどうなる事かと心配していましたが、本人たちはいたって通常モード。 本人たちが成長した?それとも新担任の力なのか…。 いずれにしろこの1年、娘たちはいつの間にか…

簡単にできるトークン表~こどものルーチンワークを視覚化する

現在、小1の長女のトークン表(「トークンエコノミー」*を利用した表)は ① 毎日のやるべき事(明日の準備等)を確認する ② やるべき事を遂行するためのモチベーション高める ためのツールとして使っています。 これまでにもトークン表は使ってきましたが、現…

「支援疲れ」のため、支援の方法を見直そうと思ったけど現状維持することになった話

最近、「支援疲れ」のため、発達障害界隈から若干遠ざかっていました。 「支援疲れ」と言っても、それほどの苦労を抱えていたわけではありませんが、これまで受けてきた療育等の支援は果たして長女に必要なものなのかどうか考え込んでしまったのです。 AS…

ソーシャルスキルトレーニングにおすすめの本

ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは、自分の気持ちや要求を相手に伝わるように伝えたり、相手に言われたことに対応できることを目的とするトレーニングです。 相手の気持ちや自分の気持ちを理解する・察することが苦手な発達障害者でこのトレーニン…

児童デイサービスでの療育とその意義

現在、長女と次女は「児童発達支援事業=児童デイサービス」で療育を受けており、療育を始めて次女は11ヵ月、長女は半年経ちました。 今日は、娘たちが受けている日々の療育の具体的な内容と療育を始めてからこれまでを振り返り、療育を受けていることの意…

子どもの言葉の遅れの原因と作業療法

現在4歳になる次女は、今年2月に受けた発達検査の結果から言うと1歳程度の言葉の遅れがあります。 今のところ、通園する保育園では、言葉が下手なりにもお友だちとコミュニケーションは取れているようで、保育士さんには「お友達と仲良く遊べていますよ!…

子育ての基本は子どもを甘やかすこと。

次女に、そして長女に発達凸凹があることがわかってから約1年。 この1年は、発達障害について学習するために本を読み、そして専門家と繋がりを求めと、いろいろ情報収集しているうちに瞬く間に時は過ぎ、疲れを感じる暇もありませんでした。 ninono0412.ha…

アナログゲームでコミュニケーション療育〜ねことねずみの大レース

長女は、コミュニケーションスキルに乏しく、自分の気持ちを相手に伝えることも、他人の気持ちを想像することも不得手です。 さらに、感情のコントロールも難しく、見通しがつかなかったり、自分の思うとおりにならないと、不安や怒りを感じやすく、トラブル…

発達障害児の他害行為を防ぐために周囲ができること

近頃、長女は、保育園で「ちょっとしたことでお友達に手が出る(他害行為)」ため、なるべく保育士が近くにいるように配慮されているようです。 家でも、次女との喧嘩が多くなり、その度に叩いたり、つねったりするので、大きな喧嘩に発展しがちです。 本当…

毎日の生活にABAを〜発達障害児の家庭療育に求められるもの

娘たちが発達障害と診断されてから、発達障害児の療育について調べ、家庭内でも娘たちの発達の手助けになるよう「声かけ」等に気をつけています(主に後述するshizuさんの本を参考にしています)。 けれども、本やネットでいろいろ調べ、実践した療育法等が…

トークンシステムと朝のしたく表〜ついでに算数のお勉強も。

約1カ月前、長女のために朝のしたく表を作成しました。 始めは、長女が朝のしたく表の存在を覚えられず、こちらがしたく表を使うよう促す毎日...。 それでも、使い続けるうちに、朝のしたくが身につき、 したく表を使わずに、準備を進めることができるよう…

発達障害児の体幹と座る姿勢〜ピントキッズを購入する!

長女は、病院で作業療法を受けています。 作業療法士に長女を診てもらうまで、長女に作業療法が必要だとは、ついぞ思ったことがありませんでした。 けれども、長女は、腹筋が弱く、かつ、座る姿勢に問題があるそうです。

発達障害児の児童デイサービス及び放課後等デイサービスの選び方

次女がADHDと診断された時、医師から病院併設の児童デイサービス(以下「児童デイ」といいます。)へ通所し、療育を行うことを勧められました。 どのような形態なのか尋ねたところ、母子で週1〜2回程度、1時間の個別または小グループで療育をするとの…

発達障害児の相談経路〜我が子の発達に疑問を持った時どこに相談するのか

我が子の発達について初めて心配した時に、はじめから相談機関を具体的に知っている方は少ないと思います。 そこで、今回は、我が子の発達障害に関する相談経路及び居住する自治体の相談機関等についてお話したいと思います。 長女は自閉症スペクトラム(A…