にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

トークンシステムと朝のしたく表〜ついでに算数のお勉強も。

約1カ月前、長女のために朝のしたく表を作成しました。 始めは、長女が朝のしたく表の存在を覚えられず、こちらがしたく表を使うよう促す毎日...。 それでも、使い続けるうちに、朝のしたくが身につき、 したく表を使わずに、準備を進めることができるよう…

就学先は特別支援学級か通常学級か〜支援教育有名校見学と受入校面談編

前回の記事では、長女の指定学区の学校見学を行ったところまでの話でした。 就学先は特別支援学級か通常学級か〜指定学区学校見学編 - にののシステム科学講座 特別支援教育有名校の見学 自宅から車でそう遠くないところに、全校生徒280人程度のS小学校…

就学先は特別支援学級か通常学級か〜指定学区学校見学編

長女は自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断されています。 現在、その長女を、特別支援学級に入学すべきか、通常学級に入学すべきか非常に悩んでいます。 長女は、保健センターでの健診、発達相談を、全て問題なしでスルーしており、その障害の程度がい…

言葉を「字義通り」に捉える長女〜自閉症スペクトラム障害の一特性

「コミュニケーション」は、 ①「言語的コミュニケーション」 ②「非言語的コミュニケーション」 の二つが組み合わさることで成り立つことが多いと思います。

自然体の子ども写真〜記念撮影は屋外で

百日、1歳記念、七五三等、子どもの成長の節目には記念写真を撮影したいものです。 我が家も、長女が産まれて以後、機会を見つけて写真スタジオ等に撮影をお願いしてきました。 けれども、撮影時は、一瞬たりともじっとしていられない子どもたち。 カメラマ…

自他の境界を明確にしたら、夫に不満を持たれた理由

夫は特性から「察する」ことはできない人だと理解して以来、私も夫に関することは「察しない」ことにした。「私はしているのに夫はしていない」という発想に取り込まれてしまうから。結果、夫は私に察して貰えないことにとんと気づかず、気分を害することさ…

発達障害児の体幹と座る姿勢〜ピントキッズを購入する!

長女は、病院で作業療法を受けています。 作業療法士に長女を診てもらうまで、長女に作業療法が必要だとは、ついぞ思ったことがありませんでした。 けれども、長女は、腹筋が弱く、かつ、座る姿勢に問題があるそうです。

子どもの朝のしたく表を作った!〜朝の準備をスムーズに

毎朝、起きてから保育園へ出発するまで、娘たちは私の指示なしで「朝のしたく」を進めることができません。 毎日同じことのの繰り返しに過ぎないことを、鸚鵡のように娘たちへ言って聞かせるのは正直骨が折れると思っていたところ、ツイッター及び下記のブロ…

私が発達障害の診断を精神科医へ依頼した顛末記

平成27年2月、私は精神科医へ自ら発達障害の診断を依頼しました。 娘の主治医によると、昨今私のように、自分の発達障害の可能性を疑って、受診をする成人が増加傾向にあるとのことです。 今回の記事では、依頼の動機から診断に至るまでの経緯を、備忘録…

夫のマザコン疑惑〜夫が「家族」を自分の家族と意識できるまで

夫と結婚して11年目になりました。 時が経つのは早いものです。 そして、実感するのは新婚当初に比べ喧嘩が減ったということです。 これは、今年に入って私とそして夫が、それぞれの発達凸凹の特性を理解し、夫婦双方がトラブルを起こしがちな行動、思考を…

自身のマイノリティ性を理解し、それをマジョリティへ発信するには

今でこそ「発達障害児の親」という意味では、自分は「マイノリティ」と公言できるかもしれないけど、私には、社会的に明らかにマイノリティと言える属性は特段ない方だと思います。 にも関わらず、私は幼い頃から、私は「自分の属する集団の中ではマイノリテ…

想像力の欠如から、他人の気持ちがわからない

発達障害特性の一つとして「想像力の欠如」があります。 この特性は、日常生活や社会生活の様々な場面で、本人の困り事を増やす原因になりがちです。 長女は、5歳10カ月に受けた発達検査から、左右等の認識力が3〜4歳程度と劣っていることがわかってお…

夫婦間における「察する」とは〜発達凸凹夫婦の場合

先日次のようなツイをしたところ、関心を示してくれた方が多いのに驚きました。それぞれのご家庭でいろいろ感じることがあるのでしょう。 夫は特性から「察する」ことはできない人だと理解して以来、私も夫に関することは「察しない」ことにした。「私はして…

発達障害児の児童デイサービス及び放課後等デイサービスの選び方

次女がADHDと診断された時、医師から病院併設の児童デイサービス(以下「児童デイ」といいます。)へ通所し、療育を行うことを勧められました。 どのような形態なのか尋ねたところ、母子で週1〜2回程度、1時間の個別または小グループで療育をするとの…

発達障害児の相談経路〜我が子の発達に疑問を持った時どこに相談するのか

我が子の発達について初めて心配した時に、はじめから相談機関を具体的に知っている方は少ないと思います。 そこで、今回は、我が子の発達障害に関する相談経路及び居住する自治体の相談機関等についてお話したいと思います。 長女は自閉症スペクトラム(A…

長女がASDとの診断に至るまで

☆今回のブログは備忘録です。 病院等への予約(長女5歳8カ月、平成27年1月7日) 次女を児童精神科医に一度診せた経験から、児童精神科医に対するハードルが下がった私は長女も児童精神科医へ診せることにしました。 病院は次女が2回目に行った病院と同じで、今…

次女が「ADHD」との診断に至るまで

*今回のブログは備忘録です。 それまで、夫が「アスペルガー」ではないかと疑い、本で調べた経験があったけれども、自分の子どもが発達障害であるとは考えたこともなく、大きな意味では、子どもたちの育児に困難を感じていませんでしたし(これには後述する…

胸の奥深くにしまわれた記憶の爆弾〜『言の葉の庭』を見て

アニメーション映画『言の葉の庭』*1を観た。 ☆ネタバレ注意☆ 新海誠監督の作品は初めて観たけれど、とても映像が綺麗で、それだけにリアルさがある映画だと思う。 言の葉の庭新海誠ロマンス¥2000 同作品には、ある理由で出社拒否となった女性ユキノが出てく…

ASD長女の家庭学習〜「国際バカロレア」そして療育

はじめに 私は、親の経済的協力を得て、大学まで進学しましたが、親から普段の勉強について一切干渉されたことはなく、ほぼ放置されていました。 そのため、通塾した経験も殆どなく、家庭教師を頼んだこともありません。 地方都市に住んでいたこともあり、通…

ASD傾向があって良かったと思うことはあるのか?

はじめに 表題をテーマに思考を巡らすと何かポジティブな発見があるかもしれない可能性にかけて、このお題に挑戦しようと思います。 と言いつつ、このテーマについては、かれこれ5日間程度考えています。 何故ならASD(「自閉症スペクトラム症)傾向があ…

私にとっての「ママ友」

長女が産まれた時(平成21年春) 私は、約1年間の育休という限定された期間の中でやってみたいことがいろいろありましたが、中でも強い関心を持っていたことは「ママ友」作りです。 あまり深くは考えず「ママ友」がいた方が"リア充"になれると考えてました。…

はじめに〜「にのの」の家族について

このブログに主に登場する人物 〜ブログの内容理解にお役立て下さい〜 ① 私こと「にのの」→ASD傾向あり。発達障害の特性 により、過去はそこそこ「困り感」を抱えていたが環境調整により、現在は日常生活内で大きな困り感はない。 主に在宅でぼちぼち働いて…