にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

子どもの「指しゃぶり」の原因を考える

現在、年長の長女は「指しゃぶり」を日常的にしています。

寝る時、待ち時間で手持ちぶさたな時等、基本的に行動がとまっている時に「指しゃぶり」をしていることが多い。

なんとか、止めさせたいと思い、以前苦味がするマニキュアを購入し、長女の指に塗りました。

マヴァラ バイターストップ/10ml

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子どもに謝ることができない自分と自尊心の問題

定期的に通っている大学の発達心理相談室での出来事。

「子どもに対して失敗しちゃったな〜と感じるようなことをした時、子どもに謝っている?」
と教授に聞かれました。
日常生活で起きた些細な失敗について謝ることは度々あります。
その一方で、子どもの言動に腹を立て、感情が制御できなくなり、大きな声が出たり、つい手が出てしまった時(非常に良くない行為です)。
謝ることができません…。

発達障害児の出来ることと出来ないことの違いはわかりにくい

長女は、最近以前に比べ、イライラしているようです。

家庭でも、日常のちょっとしたこと(「ご飯食べるよ。」「今日は寒いからズボンをはいたら?」等)で、

「なんで!(怒)」「もう!(怒)」「はぁ!(ため息)」

と、万事この調子。

長女の苛立ちの原因を私が察する時もありますが、これが頻繁だと、一方的に怒りをぶつけられているようで良い気持ちはせず、こちらもストレスが溜まります。

以上のような長女の苛立ちについて、その原因を心理士等と一緒に考えてみました。

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発達障害児の他害行為を防ぐために周囲ができること

近頃、長女は、保育園で「ちょっとしたことでお友達に手が出る(他害行為)」ため、なるべく保育士が近くにいるように配慮されているようです。

家でも、次女との喧嘩が多くなり、その度に叩いたり、つねったりするので、大きな喧嘩に発展しがちです。

本当は、お友達や次女と楽しく遊ぶことが大好きな長女。

けれども、他害行為で人間関係が拗れてしまっては元も子もありませんし、何より他害行為(暴力)はどんな場合でも許されない行為です。

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「子どもの気持ちを受け入れる」前段階として、「子どもの気持ちに注目する」ということ

2週間に1度、姉妹二人を連れて、大学の臨床発達心理相談室へ通っています。

面談では主に、私が長女に対して日頃イライラしがちなところ、長女の健やかな成長を促すには、長女にどのような接し方をすれば良いか、担当教授からアドバイスを受けています。

*ちなみに担当教授は、認知心理学、臨床心理学、特別支援教育を専門に研究されており、研究テーマにASD(自閉症スペクトラム障害)、発達障害児を扱うことが多いようです。

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子どもの認知特性を知る〜認知の優位性を理解し、子育て・学習に活かすには

前記事では私たち夫婦が行った認知特性テストから、

「お互いの物事を理解したり、表現する方法が異なるがゆえに、コミュニケーションを円滑にとれない場合がある」

ということについて考察しました。

認知特性→外界からの情報を頭の中で理解したり、整理したり、記憶したり、表現したりする方法

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認知特性の違いから話が噛み合わない夫婦〜視覚優位な妻VS言語及び聴覚優位な夫

 ツイッターのフォロワーさんとの会話で、過去の記憶について話す時に、頭には何が浮かぶかという話をしたことがあります。

私は過去の記憶は、脳内で一枚の写真が浮かぶか、映像で再現されます。

当然、他人も同様に過去の記憶が脳内で映像によって再現されると思っていたところ、映像が浮かぶことはないと話す人もいて驚きました。

どうやら、人それぞれ物事を理解する方法は異なるらしく、これを解説した次の本(以下「本書」といいます。)を読みました。

医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)

医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)

 
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毎日の生活にABAを〜発達障害児の家庭療育に求められるもの

娘たちが発達障害と診断されてから、発達障害児の療育について調べ、家庭内でも娘たちの発達の手助けになるよう「声かけ」等に気をつけています(主に後述するshizuさんの本を参考にしています)。

けれども、本やネットでいろいろ調べ、実践した療育法等が、すぐに効果が出ることなどありません。

それが続くうちに、私も気づかぬうちに娘たちに苛立ちを感じるようになり、それに気づきながらも、苛立ちを押さえきれない場面が増えるようになりました。

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文房具の整理整頓〜片付けられない発達障害児

子どもたちが普段使う文房具は、基本一つの引き出しにしまっています。

その引き出しは、仕切りがないため、いつもぐちゃぐちゃで、何があるのか、何が片付けられていないのかさっぱりわからない状態...。

頻繁に文房具がなくなります。

長女が勉強を始めても、えんぴつがない、消しゴムがないといちいち中断される毎日。

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トークンシステムと朝のしたく表〜ついでに算数のお勉強も。

約1カ月前、長女のために朝のしたく表を作成しました。


始めは、長女が朝のしたく表の存在を覚えられず、こちらがしたく表を使うよう促す毎日...。

それでも、使い続けるうちに、朝のしたくが身につき、 したく表を使わずに、準備を進めることができるようになりつつあります。

言わなくても、朝の準備をしてもらえると、ストレスが溜まりません♪

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