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にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

子どもの万引未遂事件~衝動性?親のとるべき対応は?

先日、姉妹(6歳と4歳)と一緒にドラえもんの映画を見に行きました。

開演時間までやや時間があったので、その間映画館のロビーの一角で時間を潰すことに。

そこには、ちょうどドラえもんのグッズが販売されており、娘たちはグッズに釘付けとなりました。

しばらくして、案の定長女がおそるおそる「これ買えないよね〜。」と聞いてきました。

「高い物ばっかりだね〜」と私が言うと、長女は何も言わずにまたグッズを見始めたので、買う買わないで揉めることがなかったことに安心しました。

 

お腹から落ちたグッズ

開演時間となり、私と姉妹はシアターの入り口付近へ移動し、チケットもぎりの列に並びました。

その直後、急に後ろの女性から声をかけられました。

「ちょっと、何か落としましたよ!」

 

私がその女性を振り向き、女性の視線の先を見てみると

長女の足下にドラえもんグッズが!!

 

私は咄嗟に「うちのではありません。」と言いましたが、女性も引き下がらず

「いや落としましたよ!」と言うのです。

 

どうやら長女が、グッズ売り場からグッズをお腹に隠し持ってきたけれど、そのことを忘れお腹から落としてしまったようです。

 

私は動揺する気持ちをなんとか抑えつつ、床に落ちたグッズを拾い、壊れたり汚れていないかを確認したうえで、グッズ売り場へ戻しました。

動揺していてその時は冷静に何かを判断できる状態ではなく、とりあえず長女には何も言わず、シアターへ入り映画を見ることにしました。

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何をどう伝えるべきか。。

映画が始まり、さて私の思考タイムの始まり。

もちろん、映画どころじゃない。

 映画の間いろいろ考えた末、

映画館に行ったことが長女にとって嫌な思い出とならないようにする。

欲しい商品を手に入れるには、別の手段があったことは伝える。

それから映画館を離れようと決めました。

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「欲しい物は自分のお金で買える」ということ

長女の話しによると、

①グッズを「買って欲しい」と思ったけれど

②「私に買って貰えるはずがない」と思い

③自分のお腹に欲しいグッズを隠し持った。

とのことです。

けれども長女には「欲しい物がある時は、自分のお金で買う」という方法もあります。

まず、今はその確認をしようと思いました。

 

「自分のお金で買うことはできたんじゃない?」

長女「でも、今日お財布持ってきてないの」

「お母さんが代わりに払ってあげるから、欲しいグッズを買ってもいいよ。帰ったらお財布からお母さんに買った分のお金返してね。」

 

長女には欲しい物がある時は

①自分のお金で買うことができる。

②自分のお財布がない時は親に立替え払いを頼む。

という思考回路を定着させたかったので、グッズは私が立て替え払いをして購入し、映画館を離れました。

 

「万引き未遂」

今回の件は幸い対外的なトラブルにはなりませんでしたが、長女が行ったことは「万引き未遂」です。

長女には、お金を払わずに品物を持ち帰ることの意味について伝える必要がありました。

この役割は夫に任せようと、夫の帰宅後、夫に映画館で起きたことを伝えました。

夫の発言に、一瞬夫へ話したことが間違いだったかと思いましたが、ここは気持ちを切り替えて「欲しい物を望むままに子どもに買い与えることが解決に繋がるとは思えない」と夫に伝えました。

夫も一応納得したようで、夕食の後に長女と話すことを約束してくれました。

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夫と長女の話し合い

夕食中、急に長女が夫へ「今日大変なことしちゃったの・・」

と映画館での出来事を話し始めました。

話しは無駄なく的確な内容でした。

*映画館の帰り、長女には「今日したことは大変なことだから、お父さんが帰ってからお話があるからね」とだけ伝えてありました。

 

自分の行いについて振り返りができること、それが親に咎められる行いであることが理解(予測)できていること、自ら話そうという気持ちがあることについて成長を感じ、内心一安心しました。

 

その後、夫は長女に次のことを説明しました。

①何かお店で欲しい物があった時は、必ずお金を払う必要があること。お金を払わなければ、警察に捕まる。

②警察に捕まったら、牢屋に入る場合がある(タブレットで「警察に捕まる人」「牢屋」の画像を見せる)。

③牢屋に入った場合は家に帰れず、1人で牢屋でご飯を食べ、寝ることになる。

④以上のように、大変なことになるので、欲しい物があった時は必ず親に相談するか、自分のお金で買わなければならない。

 

勿論、万引きで牢屋に入ることなどそうそうありませんが、夫は精神的に幼い長女にインパクトを与えつつ理解させようと考えたようです。

 

おわりに

この件を長女の主治医に話すと、

「衝動性が強い部分があるのかもね。まあ、よくあることだから気にしないで!」と笑って言いました(いつもこんな調子)。

けれども、私は今回の件が長女の「衝動性」に関係したとしても、発達障害に由来する脳機能的な衝動性ではなく、別の情緒的な部分も関係がありそうだと考えています。

 

今回の件で、長女には「欲しい物があったら親が買う」という言い方は一切しませんでした。

けれども、映画館という特別な場でグッズを見たら、いつも以上に欲しい気持ちが高まることは理解できます。

そして、そういう場で、欲しい物を買って貰えたらとても嬉しい気持ちになるでしょう。

そういう長女の気持ちを察して、臨機応変に欲しい物を買ってあげた方が、子どもの情緒の安定にも繋がるかもしれません。

この事件以来、お出かけの場では「子どもたちとの思い出づくり」と考え、財布の紐は以前より緩くしています。

 

子どもへのお金の使い方はいつも悩んでいます。

自分が厳しすぎるかもしれないと思うときもありますが、じゃあどこで線引きをすれば子どもにとって好ましい状態なのかは答えが出せません。

私の育ちの問題もあるでしょう。

このあたりのことはいつか記事にしたいと思います。