きょうだいゲンカへの対応と長女のモヤモヤを大きくしない方法。
相変わらず6歳長女と4歳次女のきょうだいゲンカに頭を悩ませています。
原因はおもちゃの取り合いや遊びの中での行き違い等、どちらが悪いと言及できる内容のケンカはありません。
1日に何度も喧嘩をするうえ、ひどい時は長女が次女の顔にけがをさせることもありました。
過去にきょうだいケンカへの関わり方について考察した時は
「どちらが良い悪いの判断を私がすることをやめ、お互いの言い分を否定せずに聴く」という方法を試みることに。
けれども、ケンカの度に長女が次女を叩き、けがをさせかねないので、次第に長女に厳しく注意することが増えました。
そうなると、喧嘩について良い悪いの判断を私がしていないにも関わらず、長女が「妹だって悪いのに私だけ怒る!」とさらに怒りを募らせ、より感情的に。
目はつり上がり、鼻息も荒くなるので良くない状態だと頭を悩ませていました。
長女が嫌な気持ちでいっぱいになる理由
長女に妹を叩くのは良くないことだと説明すれば
「だってすごく嫌な気持ちになるんだもん!嫌な気持ちでいっぱいになる!」と興奮気味に話します。
自分の気持ちに気づいていること自体は成長した証拠。
でも、きっと嫌な気持ちになる具体的な理由については理解できていないし、理解していたとしてもそれを人に説明することが長女には難しい(長女はこの辺の発達がゆっくり目)。
私が想像するに私が介入することで嫌な気持ちが大きくなるのは、こういうことなのかなと。
次女は長女と違い、甘え上手で、自分の気持ちを訴えることが上手。
長女に叩かれれば
「長女ちゃんが叩いた!ひどい!」
「こうやって叩いたの!(どう叩かれたか再現する)痛かったの!長女ちゃんを怒って!」
と抱っこをせがみながら、のべつ幕なしに私に訴える。
このように訴えられ、叩いたことについて長女を注意する流れに私が乗せられてしまう。
この一連の流れをもちろん、長女も知っている訳ですから、当然面白くない。
長女が自分の言い分を言う前に、次女がべらべらと自分の不利なことだけを私に伝える訳ですから当然頭にくる。
しかも、次女は私にべたべたと甘え、私に注意される自分を見ながらほくそ笑んでいる。
これでは長女が嫌な気持ちでいっぱいになり、嫌な気持ちを落ち着けることは難しいよなぁ。
あらためて長女に同情。。
長女の場合、特性もあって嫌な気持ちは忘れることなく蓄積していくと思うのです。
それが不安。
じゃあどうすれば良いのか?
「とりゃ!」
長女のモヤモヤのレベルを上げない方法
専門家に相談すると、長女のモヤモヤとした嫌な気持ちのレベルを上げないことが大切だとアドバイスを貰いました。
その具体的な方法。
★ケンカ勃発★
①ケンカが大きくなれば「ケンカにならないよう二人で気をつけよう」と言う。
②手をだした方へ「叩くのは良くない」と言う。(一言だけ)
私が何か言うとしたら基本この2フレーズのみ。
基本的には私がケンカの内容に関わらなくて良いとのこと。
そして、重要なのは、叩いたことについて長く注意せず、長女のモヤモヤのレベルを上げないこと。
また
①長女と私が話している時に、次女がニヤニヤしたり、長女の怒りをあおる発言をする時は、すぐに妹を注意すること(次女に限らず不適切な言動については端的に注意する)。
②二人で仲良く遊んでいるときは褒めること。
を心がける。
もちろん次女の気持ちも尊重しなければなりませんが、次女の訴えに流されないよう気をつけようと決意。。
*この絵本が大好きです。「姉妹っていいな」とほのぼのします。
そして実践
上記アドバイスに従い次のように行動してみました。
①どちらかが相手の非を訴えてもなかば無視し「二人でケンカにならないよう気をつけなさい」の一点張り。
②姉妹で叩き合ったり、片方の手の出し方が強いようであれば、そばにいって「叩くのはだめ」と一言話し、二人を引き離す。
③長女の非を激しく訴える次女には、長女を意識してのことですが、次女の気持ちに寄りそい話は聴くけど、相づちを打つ程度の対応。
④それぞれの「(相手を)怒って!」等の訴えから私が行動することは一切しない。
これを実践すると前よりは、長女が感情的に怒ることが少なくなり、きょうだいゲンカも以前より早く終息するように。
無意識でしたが、やはり次女の言動に流され自然と次女よりの発言となり、それが長女の疎外感や焼き餅に繋がったのかもしれません。
なかなか自分の言動を客観的にみることは難しい。。。
おわりに
きょうだいゲンカの対応については、インターネットで検索したり本を読めばいろんな情報が得られると思います。
私もそういった経験がありますが、人が違えば何かの正解は一つであることは少ないのですから、きょうだいゲンカの対応を考える時に誰でも共通となる大切なことは子どもの気持ちを尊重することぐらいかも。
ケンカの内容に関わらず、ケンカによってマイナス寄りになった子どもの気持ちに丁寧に対応してあげることが親の大切な役割かもしれません。