シングルタスクと視機能の弱さ
次女がインチュニブ の服用を始めて1ヵ月が過ぎました。
主治医や言語療法士等医療支援者の目論見通り、言語療法、作業療法の訓練は落ち着いて取り組むことができているようです。
各訓練に落ち着いて取り組むことができるようになったため、「本来できること」と「苦手なこと」がはっきりし、次女の課題をはっきりさせることもできました。
課題が明確になるとそれに焦点を当てた訓練もできます。
特性から苦手なこと
【作業療法での課題等】
体を動かしている時に、必要に応じてその動きを調節することが非常に苦手。
おそらく「必要に応じて」のタイミングで次の行動に移るための脳から体への指令がスムーズに伝達されないのだと思います。
球技系の運動は苦手であること間違いなし!
次女と同じ特性を持つであろう夫は、球技は壊滅的にできなかったけれど、ドッチボールは得意だったそうです。
よくよく話を聞くと、ボールを受け止めることはできたので、いつまでも内野に居続けることはできたと…。
うん。
1つの行動であればできるんだよねww
【言語療法での課題等】
並行作業が苦手(同時に2つのことができないシングルタスク)。
次女は、音読をさせると勝手読み、行等の飛ばし読みがとても多い。
その原因は「注意欠陥」と「視機能」の問題であるとのこと。
視機能の弱さから、読書の際、次の行に視点を移動させることが苦手です。
さらには、飛ばし読みをした時に次女本人は全く気づかない。
通常、飛ばし読みをした時に話の辻褄が合わなくなるため気づくのだそうです。
でも、次女はひたすら「読む(音読)」という作業しかできないため、音読している話の内容が全く頭に入っておらず「飛ばし読み」をしたことに気づかない(超シングルタスク!)。
家庭でできること
体の動きの調節ができないことについては、いろいろ不便であったり、球技が苦手で体育の授業を楽しめなかったり等いろいろあるだろうと思います。
それについて自己理解し「得意なことをがんばろう!」という気持ちを次女が持つことができたら上出来です。
今のところ作業療法は続けていくつもりなので家庭では特性の自己理解を促したり、得意なところを伸ばす手助けが必要だと考えています。
また「注意欠陥」の問題(シングルタスク等)は訓練したから治るというものでもないのですが、視機能についてはビジョントレーニングが一定の効果があるかもしれないので家庭で地道に続けていこうと思います。
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また「文章を流暢に読めない」という特性は学習全般に大きな影響を及ぼすので、次女の特性にあった学習方法を地道に探っていくつもり。
文字馴染みが非常に悪く、読んで理解する、試写することに苦労がいる次女。
なるべく苦労を少なくして、学習に対する壁を少しでも取り除いてあげる必要がある。
先日、就学後は「板書」に苦労する可能性が高いため「視写」の練習はどうかと担当作業療法士に相談しました。
けれども、「試写」は次女にとって難しい学習方法なので今はまだ「なぞり書き」の訓練で良いとのことでした。
今は地道に迷路のワークをやっていこうと思います。
迷路のワークは集中力・思考力・運筆力もつくということで願ったり叶ったりですし、何より本人が楽しく取り組むことができるので非常にオススメのワークです。