にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

インチュニブ1週目

次女がインチュニブ(ADHD治療薬)の服用を始めて1週間が経ったのでその経過について書きます。

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1日目

インチュニブは「傾眠」(眠気が出る)の副作用があるため、1日1度の服薬は夕食後です。

そのため、服薬1日目と言うのはこの記事では服薬開始日の翌日ということになります。

 

この日は夕方に近所の友だちが自宅に遊びに来てくれました。

次女が友だちと遊ぶ時はいつも、仲良く遊びたい気持ちが高まるあまりハイテンションになり、行き過ぎたちょっかい行動をしてしまうことがあります。

 

この日も2人が仲良く遊べるか心配で見張っていたのですが、終始仲良く迷路遊びをしていました。

 

友だちの帰宅後、次女の気配がないことに気づき様子を見てみるとお昼寝中!

自宅で夜以外に寝ることは、この何年もなかったので、「傾眠」の副作用が現れたのかもしれません。

 

2日目

 長女の用事の付き添いで車で待機中に昼寝。
これも「傾眠」の副作用か?
眠気のため気だるそうな様子はありますが、自分の要求を伝える時は一方的でいつも通り。

 

3日目

 担当保育士に服薬を始めたことを伝えました。けれども保育園では特に変わった様子はないとのこと。

本人によると保育園での昼寝はできたそう。

次女は保育園での昼寝では、なかなか寝ることができず、騒いでしまい注意されることが度々あるようです。

そのために保育園に行き渋りがあることを考えると「傾眠」の副作用は現時点ではかえって好都合。
この日は帰宅後も眠そうな様子がありました。

でも、自分の要望を主張する時の「状況の読めなさ」「説明の通らなさ」は変わらず。

 

4日目

服薬後初めて行った児童デイサービスでは特に変わった様子はないとのこと。
自分の要求を叶えるために強い主張することは変わらず。

 

5日目

服薬前は朝のお支度がなかなか終わらせることができない日も多かったけれど、服薬後は何度も注意しなくても終わらせることができています。
保育園での昼寝も1時間半程度したとのこと。

これまでの経過から「傾眠」の副作用は確実に出ていると思います。


保育園の帰り、遊びの途中で帰ることが納得できず、玄関で帰りしぶりし、先生の助力で何とか玄関を出ることができました。


また、自宅での姉妹喧嘩は相変わらず激しいけれど、姉へのちょっかい行動は多少少なくなったかもしれません。

 

6日目 

自宅での朝学習は積極的に取り組みました。

けれども「やった分だけおこずかいが貰える!」モードにスイッチが入ると服薬前にも勉強への集中度が格段に上がることはしばしばあったので、薬の効果と言えるかどうかはわかりません。

保育園では、昼寝をして夢を見たと話すので今日もよく寝れたようです。
けれども、具合悪いところはないかと次女に聞くと、頭がドクドクするとのこと。

服薬と関係があるかはわかりません。

今日も姉妹喧嘩は相変わらずひどい…。

 

7日目

この日は病院で作業療法、言語療法を行う日です。

それぞれの療法士によると、大きな変化は特になかったとのことでした。

 

診察ではインチュニブを継続することが決まり、2週間分処方されました。

と言うのも、たまたま次女が廊下で主治医に話しかけられた時に、緊張した面持ちで主治医に挨拶をしました。

主治医

「(以前と比べ)随分変わったね~。前は誰に対しても態度が変わらなかったじゃない。

情報が頭の中に留まるようになったんだよ。」

と、薬の効果を感じているようでした。

 

居眠りや昼寝等をするようになったので「傾眠」の副作用が出ているかもしれないと主治医に報告したところ、

主治医

「今まで、寝る暇もなく過活動な状態であったけれど、薬のせいで落ち着いたってことじゃない?」

 

「傾眠」の作用は、血圧が下がることが原因だと理解していたのですが、それとは意味合いが違うような?

 

 

1週間を振り返って

インチュニブは服薬後1~2週間後に効果が現れる薬と知っていながらも、日々次女に変化はないかと気にする毎日でした。

結果的に、明らかに変化が認められたことは「傾眠」しかなかったので、引き続き様子をみていくことになります。

 

幸い次女は薬の服用が好きなようですし、1日1錠夕食後に飲むため親子ともに負担 は大きくありません。

 

しかし、どんな変化があるかとドキドキしながら様子を見た1週間。

たいした変化もなく拍子抜けしました…。

 

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