にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

娘たちの成長と支援の断捨離?

新年度を迎え、長女は2年生、次女は年長になり、姉妹とも担任が変わりました。

こちらはどうなる事かと心配していましたが、本人たちはいたって通常モード。

本人たちが成長した?それとも新担任の力なのか…。

いずれにしろこの1年、娘たちはいつの間にか成長したようです。

 

姉妹の成長

長女が年長になる時は、長女が大きく成長したと感じなかったけれど、今になって成長したと感じるのは長女が学校というシステムにうまくハマったからなのか。

長女はシステム化された環境や、行動目的が明確な場の方が適応しやすく、自身の能力を発揮する。

裏を返せば、見通しの立たない自由な場に置かれると、行動指針が失われ嘘のように何もできなくなってしまうのだけど、それは今後の課題。

 

次女は、この1年で特性と考えていたものが、単に「成長がゆっくり」と考えて良かった面が多々あった。

友人が「年中から卒園までの間に想像以上に成長するから先走って心配しない方が良い」とアドバイスをくれたけれど、本当にそう。

 

一方で、発達関係の特性だと思うけれど、何が原因でそうなるのか分からなかったことも、ある程度原因がわかってきたように思う。

例えば、

・衝動性→思い込みの激しさ

・言葉の遅れ、発音の悪さ→音韻意識の弱さ、言葉の聞き分け力の弱さ等

・総合的な言語能力の凹→物事の注目の仕方が限定的なゆえに、独自の世界観を持っており人の話す内容が理解できない

 

けれども、今こう解釈してみたところで、また成長とともに、解釈に違いに気づいたり、新たな特性が出てくることもあると思う。

ジタバタ先回りして解釈しようとしても意味がない。主治医も同じように考えているらしい。

対処しなければならない問題が目の前に現れない限り、できる限り子どもの成長を信じて見守ろう。

今年度はそういう年にしていきたい。

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支援の断捨離

これは前々からしたいと思っていた。

娘たちが発達障害との診断を受けた時に、いろいろな支援先と繋がったけれど、成長とともに必要性が薄れたものもある。

でも、支援先を少なくするのは怖い。

1度切れたら、また電話1本で簡単に良質な支援先に繋がることができるとは言えないから。

長女の場合は、コミュニケーションスキルに難ありなので、定型発達の子どもたちがメキメキとメタ認知や複雑なコミュニケーションスキルを発達させるであろう小学校3年生ぐらいから何かしらの問題が出てくるかもしれないと恐れている。

次女の場合は、眼球運動や聴覚認知に特性を持つようなので入学してからの学習面が心配。

 

なので、結局は現状維持にならざる得ないww

けれど、次女は児童デイサービスをひとつやめた。その代わりに言語療法を始め、言語能力の把握とそのトレーニングを行い、入学に備えることにした。

 

長女については、相談支援事業所の個別支援計画作成に伴う支援者会議に私は参加せず、あれこれ支援者を集めることもやめてもらった。

問題が目の前に立ちはだかっているなら別だけれど、あれやこれや頭を悩ませて本人が困っていることを探し、個別支援計画を作ることはちょっとバカバカしい(頼んでやってもらっているのにそういう風に言うのもおかしな話だけれど)。

うちの場合「福祉」側(児童デイサービス、相談支援事業所等)の支援の方法が常に「困っている」ことが前提であるため、時には「本人が困っていないのにそこまで問題として掘り下げなくても…」と思うことがある。

頼りにはしているけれど、「福祉」側の支援の使い方は難しい。

 

その一方で、病院で受けている作業療法、言語療法はまずはじめに現状を評価したうえで、そのトレーニング方法を決めることから、支援の目的・目標がわかりやすい。

そして、発達特性かもしれない特性をざっくりと3つに区別している。

①一生抱え、困ることもあるだろうけどまあしょうがないwwという特性

②成長によっていずれ改善するかもしれない特性

③トレーニングによって生きやすく改善することができる特性

このように区別してもらえると、ある程度将来の見通しがもてるので好ましく思っています。

 

おわりに

そんな訳で今は、ある意味安定期なので久々にのんびりしようと思っています。

姉妹双方が現状大きくは困っていない状態はまたとないことかもしれないので…。

そして来年度は学習面が心配な次女の入学ですので、はり切って?クラス役員に立候補するかもしれませんから今のうちに英気を養っておくことにします…。