今話題のヨシタケシンスケさんの絵本で育児にユーモアを!
ヨシタケシンスケさんの絵本が最近話題になっているようです。
意味不明すぎ、絵本「もうぬげない」がツイッターで話題 - NAVER まとめ
我が家には「りゆうがあります」と「ふまんがあります」の2冊があります。
どちらも、思わず笑いがこみ上げる面白さ。
自分が読んでも面白い本だと、子どもとの絵本の時間がより楽しいですね。
さらに、この絵本から、育児のヒントを得ることもあります。
『りゆうがあります』
主人公の男の子が、鼻をほじったり、爪を噛んだり、貧乏揺すりをしたりするのを母親に指摘される度に、奇天烈な理由を並べるお話です。
母親
「あ!こんどはびんぼうゆすりしてる!」
息子
「もう!!ちがうよ!!」
「もちろんコレにもりゆうがあるんだよ!」
「・・・えーっとね。」
「コレはびんぼうゆすりじゃなくて、モグラ語なんだよ。(トントントトントン トトトン トントン)」
「きょうのできごとをモグラに おしえてあげるの。」
ヨシタケシンスケ「りゆうがあります」より
ところで、長女が指しゃぶりをやめられない問題。
無理にやめさせることはできないけれど、それでも出来ればなんとかしたい。。。
そこで、最近はこの絵本からヒントを得て、長女にそれとなく指しゃぶりをやめるよう指摘するようになりました。
私
「なんかネズミの声が聞こえるよ〜。チュッチュッ、チュウチュウ(指しゃぶりの音)と音が聞こえる〜」
「もしかして、この部屋にネズミがいる!!」
長女
「ネズミなんていないよ〜」
私
「じゃあ、、長女ちゃんがネズミ語話してた?」
「もう寝る時間だから、静かにしようね〜」
長女
「うん。。。(ニヤニヤ)」
長女は寝るときに指しゃぶりをすることが多いのですが、歯並びの影響を考えると、できればしないでもらいたい。
けれども、ストレートに指摘すると、その指摘が本人の負担となり逆効果になるかもしれないと、いろいろ考えていたのですが、この絵本を応用し、ユーモアを交えて、言葉掛けするように。
長女も、単に指しゃぶりをやめるよう指摘すると、うるさそうにするだけですが、面白おかしく話しかけると、すんなり聞き入れやすいようです。
『ふまんがあります』
主人公の女の子が、日頃の不満と疑問を父親に訴え、その疑問について父親がユーモア溢れる内容で回答をするお話です。
娘
「どうして おとうとがわるいのに、わたしばっかりおこられるの?」
「「おとうとのかわりに おこられてあげるやさしい おねえちゃん」って、王子様とかに すっごい にんきがあるからだよ」
ヨシタケシンスケ「ふまんがあります」より
これも、長女がよく言う不満へ応用してみました。
娘
「どうして、次女ちゃんが出したおもちゃを、片付けないといけないの?」
私
「「妹のかわりに 片付けをする優しいお姉ちゃん」って、カッコイイ王子様とかにすっごい人気があるからだよ」
娘
「www。もう〜(しぶしぶお片付けを始める)」
娘
「どうして パパが イライラしているからって、わたしまでついでに おこられるの?」
「それは「イライラ虫」のせいなんだ。」
「そいつを おいはらうには、てあたりしだいにおこるしかないんだ。」
「おとなも こどもも いいめいわくだよね....。」
ヨシタケシンスケ「ふまんがあります」より
たった一つのことをきっかけに、イライラし始め、自分をコントロールできずに、娘を怒り続けてしまうことがあります。
そんな時は、できるだけ早く娘に謝った方がいいとは思いますが、なかなか面と向かっては謝りにくいこともあります。
そんな時は、、、
私
「あーーーーっ、お母さん、今イライラ虫に刺されたせいで、変な怒りんぼお母さんになってたかも!!ごめんねぇ。。」
「どこ!イライラ虫は!早く退治しないと!」
と、小芝居をうった方が、謝りやすく、変におどけた私に、子どももすぐに安心できるようです。
おわりに
日頃、娘たちは私に怒られると萎縮するか、逆ギレすることが多いので、怒ることには意味がなく止めたほうが良いけれど、かといって、いつも同じ失敗を繰り返す娘たちに、いつも冷静に優しく諭すことは難しい。。。
そして、日常生活に関わる簡単な決まりごとについて、守らなければならない理由は、娘も理解していることも多いはず。
そうであれば、小芝居うって、おどけて指摘した方が私も楽です。
自分でも、馬鹿なことやってんな〜と思わなくもないのですが、馬鹿なことをあえてすれば、案外気持ちが早く落ち着くようです。