文房具の整理整頓〜片付けられない発達障害児
子どもたちが普段使う文房具は、基本一つの引き出しにしまっています。
その引き出しは、仕切りがないため、いつもぐちゃぐちゃで、何があるのか、何が片付けられていないのかさっぱりわからない状態...。
頻繁に文房具がなくなります。
長女が勉強を始めても、えんぴつがない、消しゴムがないといちいち中断される毎日。
「片付けられない」〜発達障害の特性の一つと言われています。
人によって原因は異なりますが「同時にいろんなことができない(シングルタスク)」ため片付けが苦手な当事者の方もいるようです。
こちらの動画はADHD(注意欠陥・多動性障害)当事者の方が作られた動画ですが、今回、引出を改良する際に参考になりました。
第9話 忘れ物防止兵器M1号・前編 【部屋とADHDと私。】 - YouTube
引出の改良(仕切板の設置と視覚化)
以前、「朝のしたく表」を作成した時に使ったプラスチックダンボール(以下「プラダン」といいます。)が大量に余っているので、これで、引き出しの仕切板を作ることにしました。
★仕切り板を作る。
ア 収納したい文房具に合わせて仕切り板の配置を決める。
イ 引出のサイズに合わせて、プラダンを切る①。
ウ 仕切板を接続する部分に溝を作るため、プラダンの片側面を切り取る②③。
エ 引出にはめ込んで、完成!!
自宅にあった物で作れたのは良かったのですが、かなり地味な作業でした。。
プラダンが家にない場合は市販の仕切板を利用しても良いかもしれません(百均でも売っていますが、以前別の用途で購入した時は扱いにくく感じました)。
★文房具の置き場所を視覚化する
うちの子の場合、仕切り板を引出に設置するだけでは、物が無くなるという状況は、変わらないと思います。
どの文房具をどこに置くかが、明確(視覚化)にすることにより、
・片付けが簡単にできる→物を無くさない。片付けが面倒にならない。
・どこにどの文房具があるか明確→すぐに目的の物を見つけることができる。
そこで、文房具のイラストまたは写真をセルフラミネート(*)し、引出の底に貼り付けました。
*過去記事「子どもの朝のしたく表をつくった!」に方法が記載されています。
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視覚化の効果
抜群の効果がありました。
毎日、5〜6回は子どもたちに「えんぴつな〜い」「消しゴムな〜い」と言われ、一緒に探さなければなりませんでしたが、殆ど言われなくなりました。
次女(3歳)には、置き場所が決められたことを、あえて説明しませんでしたが、決められた場所に文房具を片付けています。
片付けのスピードも速くなりました。
視覚優位な我が子にとって、置き場所が一目でわかるようになったことは、大きな意味があったようです。
おまけ
在宅で仕事する私の文房具収納には、「無印良品・ポリプロピレン収納キャリーボックス」を愛用中です。