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にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

就学先は特別支援学級か通常学級か〜支援教育有名校見学と受入校面談編

長女

前回の記事では、長女の指定学区の学校見学を行ったところまでの話でした。

就学先は特別支援学級か通常学級か〜指定学区学校見学編 - にののシステム科学講座

 

特別支援教育有名校の見学

自宅から車でそう遠くないところに、全校生徒280人程度のS小学校があります。

ここは、特別支援教育に力を入れていることで知られている学校で、現在特別支援学級の在籍数は24名(そのうち情緒級21名)と、全校生徒に占める特別支援学級在籍人数の割合が多い学校です。

 聞く話によると、我が子を特別支援学級(以下「特学」といいます。)に入級させることを考えている場合、この学校の学区に、我が子の入学に合わせて引っ越す方も多いそうで、見学に行ってきました。

(うちの自治体は、特学入級の場合も、原則住所によって、入学する学校が指定されます。)。

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S小学校では、年に2回程度、特学説明会が開かれるそうです。

このことからも、特学の見学者が多いこと、そして学校自体が特学についてオープンな体制であることが感じられます。

 

説明会では担当教諭の簡単な説明の後、実際に特学のクラスへ見学へ行きました。

教室へ入ってすぐに気づいたのですが、物が少なく、全ての棚を白いカーテンで目隠しをしています。

気が散りやすい発達障害児への配慮なのでしょう。

特学は3クラスあるのですが、1クラスは誰もおらず、残りの2クラスもそれぞれ6名程度の生徒しかいませんでした。

教室にいない生徒は皆、通常学級で勉強しているとのことでした。

 

次に、1年生のクラスの見学。

どの生徒が、特学の生徒であるかは教えられませんでしたが、特学の生徒4名は、一番前の席に座っていることがわかりました(知り合いの子がいたので気づきました)。

その近くで、特学の1年生の担任が特学の生徒達を見守っていました。

今年度は、1学期中、特学の1年生4名全員(発達障害児)、全ての授業を通常学級で受けているそうです。

但し、2学期からは、その子の困り感に応じて、個別にどの科目を通常学級で受けるかを選別していくとのことでした。

1年生のクラス見学後、再びパワーポイントを使っての説明そして質疑応答が行われました。

特学と通常学級との連携が当然のように行われ、その児童に適した教育環境を、個別に提供できるよう努力していることがよくわかる内容でした。

ちなみに、本校の平成27年度の重点取組分野として「特別支援教育」をあげています。

その内容は次の通りです。

さくらルーム(特学の名称)と通常の学級との一層の協力・ 連携の推進 今後の特別支援教育の方向を見据え、本校の特別支援教育は、障害のある子どもと障害のない子どもが、できるだけ同じ場で共に学ぶことを目指していく。

その場合には、それぞれの子ど もが、授業内容が分かり学習活動に参加してい る実感・達成感を持ちながら、充実した時間を過ごしつつ、生きる力を身に付けていけるかどうか、これが最も本質的な視点でありそのための環境整備を進める。

*学校ホームページより

 

学校格差が大きすぎる...。

この説明会の数日前に行った、指定学区の学校の特別支援教育の体制との違いが、あまりに大きいように感じました。


 

越境入学の方法

もし、長女や次女が特学での学習が適しているのであれば、

特別支援教育に力を入れているS小学校へ入学させることはできないだろうか、

と考えました。

しかし、指定学区ではない学校へ越境入学することは、なかなか難しいことです。

教育委員会が定める、越境入学が認められる条件を満たさなければなりません。

そのうち、私たちが転居をせずに越境入学する方法としては、

  1. 学校の近くに仕事場を見つける。+α
  2. 自宅が学区内に引っ越せない場合、祖父母の自宅を学区内に構える。+α

等が考えられなくもありませんが、いずれにしろ、+αの要素がないと、教育委員会がなかなか認めないようです(外にも方法がない訳ではありませんが、我が家には完全に不可能な方法ばかりです)。

*越境入学の条件は、地域ごとに異なると思います。自治体ホームページにのっている場合もありますが、管轄の教育委員会等に直接問い合わせる、または、教育相談の担当者に原状を聞いてみると良いでしょう。

通常学級での特別支援教育のスタンダード

通常学級での特別支援教育のスタンダード

 

 

特別支援学級担当教諭との面談 

S小学校へ長女を越境入学させる条件を揃えることが難しい以上、ここで足踏みをしていてもしょうがないので、長女の指定学区の小学校の特学担当教諭に個別面談を行って頂き、次の内容の話を伺いました。

 
現在、特学には約20名在籍し、その全員が、実学年より下の学年のレベルで勉強を進めているそうです。
また、朝の会に参加するため、交流学級へ行くことはあるけれども、交流学級で授業を受けている生徒は誰もいないとのことでした。
但し、もし長女が入学し、交流学級で授業を受けることが適当である場合は、そのように取り計らうことが可能であると共に、そのような扱いが昨今の特別支援教育の流れだという説明でした。
 
長女が、通常学級へ就学した場合でも、学級内で長女が困ったことがあれば、相談を受けることは可能で、必要であれば長女の担任へ、長女への支援の方法等についてアプローチもできるそうです。
 
ですが、当然のことながら、
  • 通常学級では長女に対する細やかな支援は物理的に不可能。
  • 近年、国語や算数の教科科目であってもグループ学習等が増え、授業内で対人スキルが求められるようになり、仮にドリルの問題が問題なく解けるからと言って、単純に通常学級の授業についていけるとは言えない
とのことでした
 
長女は、ドリルや通信教材の問題集は、概ね年齢相応に解くことが可能です。
そのため、多少社会性に難があったとしても、通常学級の学習についていくことは問題がないと考えていたところ、これは見落としていた点でした。
 
担当教諭は、後日長女が受ける予定の教育相談の結果を報告して欲しいこと、
差し支えなければ、長女の様子を見に、長女の保育園へ行きたいとお話になりました。
 
面談後、私は、先日の学校見学の際、特別支援教育コーディネーターに当校の特別支援教育について話を伺い、大旨状況を把握していたつもりでしたが、まだまだ、知り得ていなかったことが多かったと思いました。
 
*私の自治体における特別支援教育コーディネーターは、特別な教育的支援が必要な子どもの支援のための方法等の企画・立案や連絡調整を行うことを主たる役割としているそうです。

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自治体ホームページより
 

今後について

今日行った市の教育相談では、これまでの学校見学や特学教諭との面談について、話しをし、今後どうすれば良いかと相談しました。
今後は、特学教諭に保育園見学をお願いする等、長女の受入校との相談を密にしていく中で、考えを固めていったら良いとのアドバイスを受けました。
 
ところで、長女には、去年の11月まで通っていた幼稚園に仲良しのお友達がおり、そのお友達が同じ小学校へ入学するため、長女は、そのお友達と同じ学校へ通えることを楽しみにしています。
それを思うと、長女を特学へ入れることは可哀想だと感じます。
 
しかし、どの専門家も
長いスパンでみて、長女にとってどの選択が良いのか考えなければならない。
と言います。
 
よって、今後も、様々な情報を集め、かつ目先のことに囚われぬよう、就学先について考えをまとめていこうと思います。
 
*しかし、驚くぐらい、自分の足で動かないと情報が集まらないことが悩ましいです。