発達障害児の体幹と座る姿勢〜ピントキッズを購入する!
長女は、病院で作業療法を受けています。
作業療法士に長女を診てもらうまで、長女に作業療法が必要だとは、ついぞ思ったことがありませんでした。
けれども、長女は、腹筋が弱く、かつ、座る姿勢に問題があるそうです。
長女が行っている作業療法は、下図の「Bくん」に近いです。
ブランコや、トランポリンを使って運動をし、体に刺激を与えることで、集中力を高めるトレーニング等を週一回行っています。
公益社団法人 北海道作業療法士会 | 作業療法ってなんだろう? より
長女の座る姿勢
長女は、普段、座る姿勢が猫背気味で、お尻をあちこち動かしたり、足を座面にのせたりと、落ち着きがなく、正しい姿勢で座ることができません。
これは、「姿勢保持に必要な筋緊張が弱い」ことに原因があるそうです。
筋緊張が弱い子供は、鍛えられる筋肉をつける力もまた弱い傾向にある。
長女の腹筋が弱いのも、ここに原因があるかもしれません。
長女が筋緊張が弱いことが原因で、姿勢保持ができないのであれば、生来的な身体の問題ですから、注意して治るものではありません。
「姿勢を保ちやすい環境を整える」ことが大切です。
上図の「Bくん」の例にも”特性座布団をイスにして座りやすくする工夫”と書いてありますね。
そこで、こちらを購入しました!このクッションは作業療法士野村寿子さんが開発されたそうです。
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ピントキッズの効果
購入後、長女の座る姿勢はどうなったのかというと、、
以前より、座面に腰を落ち着けている時間が長くなり、あちこちお尻を動かすことが減りました。
写真だと、クッションの背面部にしっかり腰がくっついていますが、このように座ると座り心地が良いらしいです。
この椅子は大人用の椅子なのですが、以前使っていた子供用の椅子よりも良いらしいです(長女の子ども用椅子は座面が狭くクッションがのらないという問題もありました)。
私も座りましたが、適度な柔らかさで体にフィットし、しっかりクッションに腰掛けた方が楽です。
この椅子は軽く持ち運びも簡単なので、写真は食卓用の椅子ですが、勉強用の椅子にも使っています。
学校の許可が得られれば、学校で使っても良いかもしれません。
大阪市内で導入している学校もあるらしいです。
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大人用もあります。
そんな私も、仕事で机に向かうときの姿勢は褒められたものではなく、自分にも必要なのかもしれません。
(ピントキッズを購入した時に500円OFFクーポンを頂いたので、買うときはこのクーポンも使えますww)
口コミだと、腰痛にも効くらしいです。
発達障害児の感覚の問題
発達障害をもつ人の中には、感覚の受け取り方に問題がある人がいます。
この問題を「感覚統合障害」というそうです。
感覚統合障害とは、
体のさまざまな感覚から受け取る情報をうまく使うことができないために、日常生活の出来事に対して、スムーズに対応できない障害
のことです。
でこぼこした発達の子どもたち(あんしん子育てすこやか保育ライブラリー special) (発達障害・感覚統合障害を理解し、長所を伸ばすサポートの方法)
- 作者: Carol Stock Kranowitz,土田玲子,高松綾子
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: 単行本
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この本に、感覚統合障害のことが詳しく書かれてあり、勉強になりました。
長女のような姿勢保持が困難であることも「感覚統合障害」の一つです。
この本では、”姿勢の問題を持つタイプ”の子についてこう書いています。
触覚、動き、体の配置についての正確な情報が、何らかの理由で、脳と体の間をうまくつながらないので、感覚情報を正確に理解することができず、体をうまく使うことができません。
特に前庭感覚と固有感覚に問題があり、自分の体が空間のどこにあるのか、自分の体が、今何をしているのか正確に感じることができない子どもたちは、筋肉の緊張度が低く、しまりがなく、グニャッとした感じの体つきをしていることが多いでしょう。
こうした子は、前かがみで机やテーブルにもたれかかりながら座ったり立ったりします。
長女は座る時に、座面のへりにお尻をのせることがあります。
つまり、お尻の一部だけを椅子に乗せているという奇妙な状態です。
このことについて「通常の座り方だと座っている感覚に乏しく、つい座面のへりにお尻を乗せ、刺激を入れているではないか」
と指摘を受けたことがあります。
上記のように、”自分の体が、今何をしているのか正確に感じることができない”
ことが原因なのかもしれません。
「感覚統合障害」のタイプは様々で、長女のようなタイプはほんの一例に過ぎません。
もし、自分のお子さんの感覚や動き等に気になる部分があったら、「感覚統合障害」について調べてみても良いかもしれません。
お子さんの生来的に持つ感覚についは、注意しても治るものではありません。
寧ろ、その子が生活をしやすいように環境調整をすることが必要な場合もあるのです。
★こちらのホームページで発達障害児(者)の感覚情報処理の問題を評価するために開発した行動質問紙がダウンロードできます。