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にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

発達障害児の児童デイサービス及び放課後等デイサービスの選び方

療育

次女がADHDと診断された時、医師から病院併設の児童デイサービス(以下「児童デイ」といいます。)へ通所し、療育を行うことを勧められました。

どのような形態なのか尋ねたところ、母子で週1〜2回程度、1時間の個別または小グループで療育をするとのこと。

当時、仕事が忙しく、親子通所は時間的に難しく感じました。

(我が家が住む自治体には児童デイが300弱程度あり、発達障害児(未就学児)の主たる療育機関と言えば、児童デイです。)

児童デイは送迎を行う所も多いため、私は他の児童デイも調べてから、どこの児童デイに通所するかを決めようと考えました。

 が、如何せん選択肢が多く、児童精神科選びより遙かに児童デイ選びは難航。

今回の記事は、同じ児童福祉法に基づく児童デイとは言っても、地域差・地域事情があるため万人に役立つ内容とは言えませんが、、これから児童デイまたは放課後等デイサービス(以下「放課後デイ」といいます)または療育機関を選ぶ方の参考に多少なりともなれば嬉しいです。

*児童デイに関する内容がほとんどですが、選び方については放課後デイも多少参考になると思います。 

 

 

児童デイサービス(児童発達支援事業)の概要

【対象児童】

 身体に障害のある児童、知的障害のある児童又は精神に障害のある児童(発達障害児を含む)

 ※手帳の有無は問わず、児童相談所、市町村保健センター、医師等により療育の必要性が認められた児童も対象

【提供するサービス】

  • 日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練その他の厚生労働省令で定める便宜を供与
  • 障害の特性に応じて提供

 

放課後デイサービスの概要

【対象児童】

学校教育法に規定する学校(幼稚園、大学を除く)に就学している障害児(障害児の定義は児童発達支援と同じ)

【提供するサービス】

  • 学校授業終了後又は休業日において、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与
  •  多様なメニューを設け、本人の希望を踏まえたサービスを提供(創作的活動、作業活動、自立した日常生活を営むために必要な訓練等)
  • 学校との連携・協働による支援(本人が混乱しないよう学校と放課後等デイサー ビスのサービスの一貫性が必要)

厚生労働省公表資料「児童福祉法の一部改正の概要について」より引用)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jiritsushien/dl/setdumeikai_0113_04.pdf

 なお、児童デイ及び放課後デイは、役所で「障害児通所支援受給者証」を申請し、発行して貰えれば、その利用負担が1割となるため、通所日数等にもよりますが、1カ月1万円を超える負担となる人は少ないと思います(各自治体で運用及び名称等が異なる場合があります)。

 

私の児童デイの選択基準

我が家が住む自治体には市の検索システムに登録している児童デイだけで222箇所あります(h27.6.9現在)。

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私は数多くの児童デイの中から、次女に合った児童デイを選択するため、基準を設けました。

  1.  病院または児童精神科医、臨床心理士等の専門家と連携している。
  2. 個人経営等ではなく、社会福祉法人NPO法人等が事業者である。
  3. 家から近い、または送迎してもらえる(但し、送迎して貰える児童デイは何をしているかわかりにくい面があるとアドバイスをくれた方もいました)。
  4. 札幌地区児童発達支援連絡協議会に加盟している。
  5. 同じ事業体に放課後デイもある。

上記5点を考慮すると、かなり絞ることができました。

なぜ、あらかじめ基準を設けたかというと、どこに相談しても「数は多くあれど内容はピンキリ」と言われたからです(ざっと調べたところ、幼児教室・学童保育に毛が生えたような印象をもつ所もありました)。

上記1・2について

→元々の母体が法人で福祉関連の事業を従来から手がけている、または病院に併設されている児童デイは、歴史がありノウハウが多い、または、連携機関・関わる専門職が多く、それを明らかにしている所が多い。

 ★上記3について

→私は仕事をしているので、送迎をして貰えるのであれば、仕事に支障が出にくい。

*はじめに選んだ児童デイは、送迎がある所で、後に通うことになった病院の児童デイ、作業療法は送迎がなかっため、前者が送迎をする所で非常に助かりました。

また、自宅近くにあるので、気軽に顔を出したり、相談しに行くこともできます。

 ★上記4について

→「札幌地区児童発達支援連絡協議会」(144事業所加盟)

札幌市及び近郊の児童発達支援事業・放課後等デイサービスなどに携わる人々が、互いの知識・技術の交流、及び研修を行うことを通じて療育事業の充実・向上を目指すことを目的として設立されました。

*「児童発達支援事業 放課後等デイサービスガイドブック」より

同協議会に加盟している児童デイならば、定期的な研修・他の児童デイとの交流を行っていることとなり、ある程度意識の高い事業所と考えることができる。

★上記5について

発達障害が「脳機能の発達が関係する生まれつきの障害」と言われるところ、就学時にで療育の必要性がなくなるとの見通しは全くなく、それであれば、同じ事業体の児童デイ→放課後デイと持ち上がり、継続的な支援を受けるにこしたことはない。

 

児童デイの見学

私は見学する児童デイを3つに絞り込み、見学へ行きました。

共通点はあれど、それぞれ異なる大きな特徴を持つ児童デイへ見学に行き、見事に療育方針や雰囲気が違うことに驚きました。

いくらホームページやパンフレットでいろいろ宣伝していても、実際に子ども達を支援をするスタッフが信頼のおける人たちではなくては何もなりません。

いろいろ迷うところはありましたが、最終的には実際にお会いしたスタッフの人柄・熱意・専門性等から最終判断を行いました。

 

現在通所する児童デイ

結果的に上記5点の選択基準を、ほぼ満たす児童デイに現在通所しています。
(1)次女
  • 現在週2回、1箇所の児童デイに通所。1回に6〜10名程度の参加者がいる。
  • 14時半から16時半まで行われ、毎回保育園への送迎。
  • 毎回、連絡ノートにその日の活動が細かく書いており、内容を知ることができる(外遊び、工作、キッチン、体操etc)。
  • ブログもやっており、たまに活動の様子が写真と共に記事にされている。
  • 同じ事業体に放課後デイがあるため、このまま行けば、持ち上がりで、この放課後デイに通所するところ、たまに放課後デイのスタッフも手伝いにくるため、持ち上がる際も大きな変化を感じにくいと予想される。
 
(2)長女
上記の①次女と同じ児童デイに週2回通所。但し、次女と違う曜日です。
 
そのほか、長女は②通院する児童精神科併設の児童デイへ週1回通所。
 
私は、次女よりも長女への対応や扱いに困り感が強く、時には長女へ暴言を吐くぐらいイライラする時もあり、今後に危機感を感じていました。
それを長女の担当医に話したところ、上記②の児童デイへの通所を強く勧められ、通うこととなりました。
 
【病院併設の児童デイの特徴】
  • 親子通所で、各回1時間の個別療育。
  • 約40分程度、部屋に置かれてあるおもちゃを自由に使い、担当スタッフと遊ぶという非常にシンプルな内容。
  • 残りの時間は、その日の長女の様子から伺えた特性について、担当スタッフからフィードバックがあり、家庭内での長女への接し方、療育についてアドバイスを受ける。
  • 通常主治医も、毎回様子を見に来てくれ、児童デイと医師との連携が確立されている。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
今のところ、姉妹共、児童デイに楽しく通っており、概ね順調です。
前者の児童デイは、私が何かと電話をしたり、相談する時も丁寧かつ、誠実に対応してくれ、大きな安心感を与えてくれます。
 
また、少しずつですが、最近姉妹の成長が見られ、今後のさらなる成長に期待したいと思う今日この頃です。
 
 
★追記
これらの児童デイにしばらく通所した後の振り返りを記事にしました!