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にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

ASD長女の家庭学習〜「国際バカロレア」そして療育

はじめに

私は、親の経済的協力を得て、大学まで進学しましたが、親から普段の勉強について一切干渉されたことはなく、ほぼ放置されていました。
そのため、通塾した経験も殆どなく、家庭教師を頼んだこともありません。
地方都市に住んでいたこともあり、通塾したり、家庭教師に頼むのは一人で勉強をできない人が利用するものと、思っていました(実際、当時地方ではそういう傾向がありました)。
 

  

このような環境のもと大学を卒業するに至ったせいか、私は、子どもが将来自ら勉強に困難を感じた時は手助けをするにしても、そうい場面がくるまでは、通信教育の受講(「ちゃれんじ」等)をさせる程度で、その他に親が干渉する必要はない、と考えていました。
 

全国初の国際バカロレア認定・公立中高一貫校〜「課題探求的な学習」

そんなある日、私の住む市に初の公立中高一貫校が出来ることになり、さらに同校が、全国でも公立中高一貫校では初の「国際バカロレア」の導入を目指すと発表しました。
「初」という言葉にこの上ない魅力を感じる私は、同校に強い興味を持ちました。
*「国際バカロレア」→海外で通用する大学入学資格が取得できる教育プログラム。
 
同校の特徴は、自分でテーマを見つけて主体的に学ぶ「課題探求的な学習」を教育の柱とし、1・2年生を「基礎期」、3・4年生を「充実期」、5・6年生を「発展期」と位置づけ、大学のように教科によって教室を移動するといった教育形態であるそうです。
 
「課題探求型」
何と魅力的な響き!!!
 
私は「国際バカロレア」について夢中で調べ、子どもの教育環境として特にデメリットはないとの結論に至りました。
 
 

 

世界で生きるチカラ---国際バカロレアが子どもたちを強くする

世界で生きるチカラ---国際バカロレアが子どもたちを強くする

 

 

英語スクールに入会

折しも、近所に新しく英語スクールができ、同スクールの教育理念は次のようなものでした。
国際バカロレア認定校である東京インターナショナルスクール(東京都港区)で利用されている「探究型カリキュラム」と、英語を母国語としない子どもたちへの英語指導カリキュラム、そして21世紀型の学びを組み合わせることで、子どもたちをグローバル時代に必要とされる人材へと育てます。

同スクールは小学校へ入学すると、申込をすれば学童保育サービスを利用することができます。

働いている私は小学校入学後の娘の放課後の時間の過ごし方として、この学童保育サービスを利用できることも魅力に感じました。
 
私は、小学生1〜3年生の頃、放課後に学童保育所に通っていました。友達ともろくに遊ばず、本や漫画ばかりを読むという時間を過ごし、とにかくつまらない場所だと感じていました。
 
そうだとしても、私も働いているので、娘の放課後の居場所は確保する必要があるところ、同スクールは、娘の預け先として一般的な学童保育所と比較し、充実した時間を過ごせるように思いました。
そのため、同スクールが
  • 「探求型カリキュラム」を導入している。
  • 学童保育サービスを提供している。
  • 将来、長女の地元の公立中高一貫校を目指す足がかりとなるかもしれない。
といった理由から、長女を同スクールに週一回通わせることを決め、私は、従来の放置型から長女の教育方針を変更したのです。 
 

長女、ASD診断が下りる〜一転、基礎学力及び療育重視へ

ところが、長女に軽度の発達障害(ASD)があることがわかりました。今思えば単なる親バカですが、診断前、長女はある程度学力があり、上記公立中高一貫校の受験勉強にも耐え得る能力の持ち主だと考えていたのです。

けれども、発達検査の結果、発達に凸凹があり、長女は興味のある無しで習得スピードが著しく変わること、想像力の欠如等の特性を持つことがわかりました。
それまでは、英語スクールに通わせつつ呑気に長女の中学受験について調べていた日々であったのに、一転して長女が小学校入学後、

  • 授業についていけるように今から基礎学力をつける。
  • 得意な科目に関しては自信をつけるために無理なく先取学習をさせる。
  • 毎日の勉強を苦に感じぬよう、勉強をルーティーン化する。

という点を重視して、私が積極的に長女の学習に介入するようになりました。
特に算数に関しては、市販のドリルに比べ、アプリにゲーム要素があり楽しめること、お値段の割に内容が充実していることに目をつけ、iPadを購入し、日常的に長女のお勉強に利用するようになりました。その際、アプリ選び、利用方法について参考にしたのがこちらのブログです。

うちの子流 支援アプリ日記

 

今後の予定

現在、長女の学習については、上記の通り、基礎学力の向上及びルーティーン化を課題としています。

しかし、今後、児童デイサービスでの療育が週3回、病院での作業療法を週1回予定しており、それを保育園に通園しながら行うため、長女は相当忙しくなるでしょう。

そのため、今後は学習の負担を減らし、上記療育に集中できるよう、家庭が長女にとって、安らぎの場でもあるよう努めることが重要ですね。

最後に

そんなこんなで、冒頭にあげた「国際バカロレア」の話からは遠ざかりましたが、これはそもそも私自身が興味があるに過ぎません。

 

また、公立中高一貫校の倍率の高さ、長女が社会性・情緒面での発達が遅れていることを考えると、今のところは同校受験は難しい...。

 

けれども、長女が発達障害と診断され、私が長女の特性について理解したことにより(完全ではありませんが)、診断を受ける前より長女の学習環境を冷静に、長女の特性に合わせ検討できるようになったことに大きな意味がありました。

診断を受けるのがこれ以上遅ければ...と思うと怖いですね。

 

就学後は、さらに学習環境について熟慮する機会や問題が増えると思いますが、それに慌てぬよう、就学前に上記の課題について、適宜柔軟な対応をしつつ、取り組んでいく。

 むしろ、長女というよりは、私が頑張らないと…というお話。