にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

長女

得意なことを伸ばそう!と力の入っていた育児から抜けだしたこと

発達障害だから得意不得意の差が大きい。 だから得意なこと・好きなことを見つけて伸ばしてあげよう。 育児に前向きになれるこの言葉。 発達障害育児に関わっている方は聞いたことがあるかもしれません。 私は子どもが発達障害だとわかった当初から何度も見…

「皆が知っていることを自分だけ知らない」と思う生き辛さ

私には「皆が知っていることを自分だけ知らない」と思いこむ特性があるようです。 ★今回のブログ内で「知っていること」とは、学習や知識の分野ではなく主に「集団内のある場面で知っていること」に限定されます★ これは「暗黙のルールを理解しにくい」とい…

「反応的」な言動をとる発達障害児

いつのまにかブログの更新から遠ざかっていました。冬真っ盛りです。 長女がインチュニブを使用するようになり、これまで一番悩んでいたことが改善された安堵感もあってか、療育は続けているものの、一時期「発達障害」について考えることが減っていました。…

生活を大きく変えたインチュニブの意外な効果〜小3長女の場合

長女はストラテラを約3カ月間服薬した後、コンサータに薬を変えました。 ストラテラからコンサータへ薬を変更した理由は大きな効果がなかったからです。 けれども、コンサータも長女の困り感を解消するような効果はありませんでした。 夫の困り感は劇的に解…

月480円で手軽に使える子どもみまもりサービスが便利!

今春次女が小学校へ入学しました。 時間通りに通学路を通り登校できるのか? 予定通り学童保育や習い事等へ行っているのか? 心配はつきません。 子どもの安全管理のためにキッズ携帯を利用されるご家庭も多いと思います。 けれどもうちの場合、大手携帯電話…

ADHDの子どものとっさの嘘と嘘をつく理由

娘たちは不注意の傾向があるため、忘れ物対策は常に講じています。 毎日のやるべきことについては紙に書いて壁に張り、それでも忘れるので大事なことは何度も注意喚起をする等していますが、それでも忘れ物はします…。 忘れ物しないためには私が全て隅々まで…

箸の正しい持ち方を子どもに教えるための三点支持箸

ある日、小2長女も年長次女も箸を正しく使うことができないことに気づきました(泣)。 正しい箸の使い方ができれば大概の家庭料理を箸で口に運ぶことができるので便利だと思います。 けれども、娘たちは箸がうまく使えないのでスプーンを使うことが多いです…

発達障害児の中学受験と自立支援

現在小2の長女(ASD&ADHDの診断あり)について中学受験を考えています。 まだ時期も時期なので学校見学もまだですし、本人が私立中学とは何かをさっぱり理解していない(汗)ので、実際に中学受験するかどうかは未定の段階。 それでも、本当に中学受…

ADHDとASDの併存〜実行機能の障害からドッチボールでヘマをする

先日、帰宅した2年生長女が「学校であった悲しいこと」を話してくれました。 体育の授業でクラス対抗でドッチボールをした。 そのゲームでは、チーム全員が投球するとプラスポイントがつくというルールがあったのでチーム全員が投球しようというクラス内の…

他人の生活音に過敏でイライラする長女の課題

長女が授業中「だまれ!」と隣の子に怒鳴ったと学校から連絡がありました。 なんでも、算数のテストの見直し中だったらしく、 隣の子が「あーそうなんだー。わかったぞー。」 と大きな声で独り言を言った時にイライラが極限に達したらしい。 担任の先生の話…

人によくぶつかってしまう長女の対人トラブル【怒りのコントロールと感覚統合障害】

先日、長女が同級生との間でトラブルを起こし、長女側にトラブルの原因があったため、相手の保護者に謝罪をするなど、すったもんだありました。 トラブルの発端は、長女が相手に「身体を押された、かかとを踏まれた」ことであるようです。 相手ははわざと長…

放課後デイサービスでの療育と親が家庭で行う支援の違い

以前、長女の放課後等デイサービス(以下「放デイ」といいます。)の個人支援計画について、放デイスタッフの考え方に賛同できない部分がありモヤモヤしたことがありました。 ninono0412.hatenablog.com 長女の個人支援計画にある「相手の気持ちに気づく」と…

娘たちの成長と支援の断捨離?

新年度を迎え、長女は2年生、次女は年長になり、姉妹とも担任が変わりました。 こちらはどうなる事かと心配していましたが、本人たちはいたって通常モード。 本人たちが成長した?それとも新担任の力なのか…。 いずれにしろこの1年、娘たちはいつの間にか…

自分と他人との区別をつけるための「納得する」「あきらめる」という過程

先日、長女が通所する放課後等デイサービス(以下「放デイ」といいます)で、今年度の長女の個人支援計画を評価をするための個人懇談が行われました。 個人支援計画の到達目標のうち「相手の気持ちに気づく」という目標については未達成。最近、放デイや家庭…

子どもの語彙力アップのために購入した本(マンガ好きな子向き)と生活語彙力の問題

普段、小一の長女とかわす日常会話では「通じているのかな?」と思うことが度々あります。気にはなっていたけれど、 まさか「体重」の意味を知らなかったとは!! 漢字練習で「体重」という言葉が出てきたので、念のため「体重の言葉の意味知ってる?」と小…

簡単にできるトークン表~こどものルーチンワークを視覚化する

現在、小1の長女のトークン表(「トークンエコノミー」*を利用した表)は ① 毎日のやるべき事(明日の準備等)を確認する ② やるべき事を遂行するためのモチベーション高める ためのツールとして使っています。 これまでにもトークン表は使ってきましたが、現…

自分と他人との境界が曖昧であるゆえの辛さ

自分と他人との境界が曖昧(自他の区別がつかない等)なために「自分の考え=他人と同じ」「自分の価値観=他人も同じ価値を持つ」 と考えがちな人が世の中には一定数いると思います。 そして、私も他人との境界が曖昧なために、過去に生きづらさを抱えていたと…

子どもに読書習慣をつけるためのツール『親子でかこう!100さつ読者日記』

子どもに読者習慣をつけたい!楽しく本を読んで欲しい!と考えている方には全力でオススメしたい「読書日記」があります。 最近我が家では、子ども用二段ベッドを購入し、親子別に寝るようになったので、絵本の読み聞かせの頻度が減りました。 そのため、別…

百ゼロ思考から起こる問題~習い事編

前回の続きです。 ninono0412.hatenablog.com 百ゼロ思考から極端な考えに陥り、パニック等を起こしたとしても家庭内であれば、その場で適切な対応をとることもできますが、親がついていない習い事ではそうもいきません。 習い事の先生には長女が発達障害(自…

百ゼロ思考から起こる問題~家庭編

現在小学1年生の長女は通常級で過ごしており、学習にもついていけているのですが、「百ゼロ思考」の持主であることから、これが原因で学校生活や習い事に支障をきたすことがしばしばあります。 *「百ゼロ思考」〜両極思考、ゼロ百思考ともいうようです。 …

注意欠陥な人のための「トレーになるペンケース」

ある日長女がポツリと「机から鉛筆とか落とすの癖なんだよねぇ」と言いました。 確かに先日の参観日で長女は鉛筆やら消しゴムを3回程度落としました。 文具を机から落とさないように注意することが難しいようです。

保護者に愛着形成について助言する幼稚園・保育園ってどうなんだろう。

長女は年中の頃、幼稚園に通っていました。その時の担任は、幼稚園教諭経験5年程度の若い男性(ここでは「A先生」と言います)。 このA先生との間で行われた個人面談で私はこう言われました。 「お母さん、お仕事も忙しいでしょうけどもっと長女ちゃんのこ…

小学1年生からのプログラミング教室〜テックキッズキャンプ

今年4月に文部科学省が小学校でのプログラミング教育の必修化を検討すると発表したことから、全国各地で小学生対象の民間プログラミング教室が増えているようです。

「支援疲れ」のため、支援の方法を見直そうと思ったけど現状維持することになった話

最近、「支援疲れ」のため、発達障害界隈から若干遠ざかっていました。 「支援疲れ」と言っても、それほどの苦労を抱えていたわけではありませんが、これまで受けてきた療育等の支援は果たして長女に必要なものなのかどうか考え込んでしまったのです。 AS…

不安になりやすい長女の経験値をあげたい親心

絶賛夏休みです。 長女が小学校に入学して初めての夏休みということもあり、仕事は抑え気味にして長女と過ごす時間を多くとっていますが、思いのほか私が心身ともに疲れてしまいイライラして長女にもキツイ言葉を吐いてしまいがち。 これでは仕事をセーブし…

ソーシャルスキルトレーニングにおすすめの本

ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは、自分の気持ちや要求を相手に伝わるように伝えたり、相手に言われたことに対応できることを目的とするトレーニングです。 相手の気持ちや自分の気持ちを理解する・察することが苦手な発達障害者でこのトレーニン…

「発達障害」と「情緒(愛着)の問題」〜支援会議での支援方法の統一

先日、本ブログの「愛着障害」をトピックとした記事のアクセス数が急激に伸びて驚いたのですが、どうやらNHKで「愛着障害」について特集されたことに関係あったようです。

子どもの万引未遂事件~衝動性?親のとるべき対応は?

先日、姉妹(6歳と4歳)と一緒にドラえもんの映画を見に行きました。 開演時間までやや時間があったので、その間映画館のロビーの一角で時間を潰すことに。 そこには、ちょうどドラえもんのグッズが販売されており、娘たちはグッズに釘付けとなりました。

相談支援事業所のサービスと小学校での支援者会議〜「学校側は困っていない」それでいいのか?

今年3月に大学の発達心理相談室の先生から長女の小学校入学後、学校に慣れた段階で関係者を集め支援者会議をしようという提案がありました。 支援者会議の目的は「各関係者による長女の特性理解」。 各関係者の日程調整、招集及び会議の司会は相談支援事業…

新一年生★朝登校前の時間管理

とうとう今春に長女が入学しました。 入学前は脳内を「心配」という文字がぐるぐる飛び回り「それしか考えられない!」という時間ばかり過ごしていました。