にののシステム科学講座

発達障害、家族、生活のあれやこれやをテーマにレポートします。

子どもに読書習慣をつけるためのツール『親子でかこう!100さつ読者日記』

子どもに読者習慣をつけたい!楽しく本を読んで欲しい!と考えている方には全力でオススメしたい「読書日記」があります。

最近我が家では、子ども用二段ベッドを購入し、親子別に寝るようになったので、絵本の読み聞かせの頻度が減りました。

そのため、別の方法で読書習慣をつけられないものかと考えていたところ、『親子でかこう!100さつ読書日記』に出会い、なんとか途切れることなく子どもたちに読書させていますww

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百ゼロ思考から起こる問題~習い事編

前回の続きです。

ninono0412.hatenablog.com

 百ゼロ思考から極端な考えに陥り、パニック等を起こしたとしても家庭内であれば、その場で適切な対応をとることもできますが、親がついていない習い事ではそうもいきません。

習い事の先生には長女が発達障害(自閉症スペクトラム障害)であることは伝えていませんが、精神的に幼い面があり、年齢相応の言動をとることが難しい場合があると伝えています。

そのため、幼い言動が出やすいと理解を得ていますが、長女が突然百ゼロ思考に陥り極端な言動をとると、驚いてしまうようです。

 

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百ゼロ思考から起こる問題~家庭編

現在小学1年生の長女は通常級で過ごしており、学習にもついていけているのですが、「百ゼロ思考」の持主であることから、これが原因で学校生活や習い事に支障をきたすことがしばしばあります。

*「百ゼロ思考」〜両極思考、ゼロ百思考ともいうようです。 

「百ゼロ思考」に陥ると物事の見方が狭くなり極端な思考にはしりがちで、中庸的な、曖昧な考え方、一旦保留にするといった言動をとることが難しくなります。

 先日も長女の「百ゼロ思考」からひと騒動が起きました。

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なくし物の発見や子どもの迷子防止に便利なチップ「Chipolo」〜スマホと連動して地図表示&音を鳴らしてみよう!

子どもとお出かけした際、一瞬目を話した隙に子どもがどこへいったかわからなくなり焦ることがあります。

ハーネスを使うのも1つの手だとは思いますが、娘はもう5歳と7歳。

命を失うような衝動的な行動は4歳を過ぎてからはだいぶ少なくなったので、ハーネスを使うほどではありません。

でも、やっぱりいつの間にかいなくなる。。。orz

 そこで、スマホと連動してなくし物の位置を地図表示&音を鳴らすことができるチップ「Chipolo(チポロ)」を購入しました!

これを迷子防止に娘に持たせようという考えです。

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注意欠陥な人のための「トレーになるペンケース」

ある日長女がポツリと「机から鉛筆とか落とすの癖なんだよねぇ」と言いました。

確かに先日の参観日で長女は鉛筆やら消しゴムを3回程度落としました。

文具を机から落とさないように注意することが難しいようです。

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保護者に愛着形成について助言する幼稚園・保育園ってどうなんだろう。

長女は年中の頃、幼稚園に通っていました。その時の担任は、幼稚園教諭経験5年程度の若い男性(ここでは「A先生」と言います)。

 このA先生との間で行われた個人面談で私はこう言われました。

「お母さん、お仕事も忙しいでしょうけどもっと長女ちゃんのことをみてあげないとダメだと思います。長女ちゃんは寂しいのかもしれません。」

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小学1年生からのプログラミング教室〜テックキッズキャンプ

今年4月に文部科学省が小学校でのプログラミング教育の必修化を検討すると発表したことから、全国各地で小学生対象の民間プログラミング教室が増えているようです。

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「支援疲れ」のため、支援の方法を見直そうと思ったけど現状維持することになった話

最近、「支援疲れ」のため、発達障害界隈から若干遠ざかっていました。

「支援疲れ」と言っても、それほどの苦労を抱えていたわけではありませんが、これまで受けてきた療育等の支援は果たして長女に必要なものなのかどうか考え込んでしまったのです。

 

ASDの診断当初から、信頼できる医療機関や療育先、支援者に恵まれてきましたが、それぞれの支援者の長女の発達障害特性に関する見立て方は様々で、参考にはなりますが単純に情報量が多く混乱し、それが私を必要以上に不安に、神経質にさせていたようです。

診断直後はいろいろ私もはりきっていたのですが、はりきり過ぎて物事を必要以上に多く抱えすぎてしまったのかも。

ninono0412.hatenablog.com

 

入学してから半年後の長女

喜ばしいことではあるのですが、現在1年生の長女は学校に楽しく通い、学習面では高い評価を頂いており(親バカ的な受け止め方をしているかもしれませんが…)、担任はいまだに長女が様々な支援を受けていることについて不思議に思っているようです。

 

入学前に相当通常級か支援級かで迷ったのでかなり拍子抜けしている今日この頃。

ninono0412.hatenablog.com

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 いろいろ考え悩んだことに意味はあったと思いますが、子どもの就学先については蓋を開けてみないとわからないことは多いですね。

 

また最近、主治医は長女のことを

「学校という枠組みのなかで、系統だって知識が入ってくると伸びてくる子がいるけれどもそういうタイプなのかもしれない。」

と言っていました。

 

どのような支援が適切なのか

このような状況のため、どういった支援を受けさせることが今の長女に最適なのかわからなくなってしまいました。

それを、ある支援者にぶつけたところ

「好きなことをさせてあげること、安心して楽しく過ごせる環境を整えてあげることが大切」と言われました。

 

この考え方が非常にシンプルなゆえに、私の脳内もだいぶ整理されました。

そして、長女には過剰だと考えた支援(放課後デイ、言語療法等)も、負担が重いと考えた習い事(英語、水泳)も、改めて長女が好きかどうかで考えると、全部それなりに好きだし、今は負担でもないようです。

 

そのため、長女が継続的に支援を受けたり、習い事に通うにこしたことはないので、楽しく通うことができている限りは現状維持するとの結論に。

そして、支援者はいろいろ長女の障害特性を見立ててくれてはいるけれど、今のところ長女自身は毎日の生活には大きく困ってはいないし、私も本人が困っていないことについて心配しすぎないよう心がけています。

 

何事も長期的に見ることが大切かも知れません。

1年前に困っていたことでも、今は困っていないことはいろいろあります(「今は困っていないけれど、将来困ること」も出てくるでしょうが)。

その理由が、療育の結果なのか、成長の一過程なのかは考えてもわかりませんが、ただ今ある状況が一生続く訳ではないということは言えると思います。

 

さて、今日は長女が初めて通知表をもらう日です。

どんな結果が出るかとても楽しみ。

担任は、いつも「(長女に)問題はない」と言っているので、極端にがっかりするような内容は出てこないと信じてはいますが、学校での得意・不得意を客観的に知ることができる機会なので、その辺内容をよく検討したいと思っています。

 

 最近、長女が通信教材のワークで「好きな本を紹介する」の課題に使った本。

長女はあまり特定の物に執着することはなく、いわゆる「宝物」も持っていません。

そのため、自分の好きな物を紹介する必要に迫られた時は、その場で適当に良いと思ったものを選んでいるようです。

それを、今までずっと好きであったかのように話すところが面白いよなぁ。

 

 

不安になりやすい長女の経験値をあげたい親心

絶賛夏休みです。

長女が小学校に入学して初めての夏休みということもあり、仕事は抑え気味にして長女と過ごす時間を多くとっていますが、思いのほか私が心身ともに疲れてしまいイライラして長女にもキツイ言葉を吐いてしまいがち。

これでは仕事をセーブした意味が全くないので気をつけたいと思う今日この頃です。

 

先日家族で地域の夏祭りへ行きました。

そこで私が楽しみにしていたのは「餅つき」。

とにかく「餅つき」は食べるのも含めて大好きな私。

ここはぜひ娘に餅つき体験をしてもらいたい。

 

ですが、案の定長女は餅つきを拒否!想定の範囲内でしたが…。

こういった時、無理にでも経験させるか、長女の気持ちを尊重して経験させないかいつも悩みます。

 

ところで、私が幼い頃はよく親に強制的に1人でイベントごとに参加させられました。

これについては嫌な思い出ばかり…。

何のサポートも得られずに不安な気持ちで何かを経験しても、特に親からのフィードバックはなかったので「不安になることを強制的にさせられた」という記憶しか残らなかったからです。

 

けれども「大きな不安を抱えながらも何かをやり遂げた結果、何を得られたか」を他者から教えて貰うことができれば、その経験は嫌な記憶として残らなかったかもしれません。

褒めてもらうだけでも、自身の成功体験となった可能性さえある。

 

と日頃考えるところがあって、長女をなだめすかして、半ば強制的に「餅つき体験」を長女にさせました。

 

もちろん私が長女にぴったり寄り添って一緒に杵を持ち餅つきをしましたが、長女のテンションの低いこと!

やっぱり無理をさせてしまったかも…とちょっと反省。

 

ややしばらくして、出来上がったお餅がきな粉餅やあんこ餅となって振舞われました。

お餅が大好きな長女は嬉しそうにそれを食べ始めたので「長女ちゃんのついた餅は美味しいね~」と話しかけたところ「うん!」と満面の笑み。

 

そこで「みんなで作った餅は美味しいね~。餅つきして良かったね~。」

と押し付けがましくならないよう気をつけつつ、長女に話しかけると、やっぱりニコニコしているので、やはり餅つき体験はさせて良かったと胸をなでおろしました。

 

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長女は知らない人と関わることが非常に苦手な上に、慣れないことに大きな緊張を抱えます。

でもその特性は、単純に何かを楽しむうえで障壁となってしまう…。

無理をさせ過ぎてはいけませんが、遊ぶということを無条件に許されるこの時期にたくさんの楽しい経験をして欲しいと思うのが親心。

 

長女が慣れてしまえば楽しめることに不安を感じずに楽しむためには、今はできるだけ付き添う等の丁寧な関わりが必要です。

また、事後に長女が行った経験の意味や内容をフィードバックし、またその頑張りを褒めてあげることで、徐々に長女の世界を広げてあげたいと考えています。

 

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1学期中休まずに学校に通い、勉強をしたご褒美として好きな本を買ってあげると言ったところ、長女が選んだ本がこれ。

可愛い女の子の絵を描くのが大好きな長女の気持ちを掴んだようです。

全部で24話あり、1話が隙間時間や寝る前に読むにはちょうど良い長さです。

 

 

仲間はずれにされた次女

先日、自宅に次女と同じ年中の子2人、1歳の子1人、小学校3年生の子が1人遊びに来てくれました(全員女児)。

途中、大人と小学生の子らがカードゲームで盛り上がり、未就学児の子らは未就学児だけで遊んでいたようです。

 カードゲームで盛り上がっている途中、いつの間にか次女が未就学児チームから離れ、私のそばにいたので、ゲーム終了後、私は次女と年中の子2人が遊ぶ部屋に移動しました。

*子どもの療育を兼ねて購入したカードゲームですが、とてもおすすめです。こちらのブログをきっかけに購入しました。

www.gameryouiku.com

 

年中の子2人はおもちゃのテント内でおままごとをしていました。

テント内におもちゃをたくさん詰め込み、子ども2人入ってぎゅうぎゅうの状態。

 

次女や1歳の子が中の様子を見ようとテントに入ろうとすると、1人の子(ここでは「Rちゃん」と言います。」が

「入れません!あっちに言ってください!」

と強く言います。

 

その言葉を気にせず、次女と1歳児はテントに入ろうとしますが、

「入んないでー!」と頑なに拒絶するRちゃん。

そのうち次女は、テントに入ることを諦め

「次女ちゃんのお家はこっちね!」と1人遊びを始めました。

 

私は次女が仲間に入れてもらえないことについて、複雑な思いでしたが、当の次女はあまり気にしていない様子。

 

それでも、私は次女が仲間はずれにされたのは、言葉が遅れているが故に上手くコミュニケーションがとれず、仲間から弾かれてしまったのかもしれないと心穏やかにはいられませんでした。

 *子ども部屋にひとつキッズテントがあると子ども部屋らしくなり可愛いです。

 

「仲間はずれ」を行う心理

その後間もなくして、Rちゃんと一緒に遊んでいた子が帰りました。
その途端Rちゃんは次女と仲良く遊び始めました。

 

私はRちゃんに次女をおもちゃ扱いされたように感じ、微妙な気持に。

そしてRちゃんが先ほど次女を仲間に入れなかったのは、「次女を仲間に入れない」という遊びをしていたのではないかと考えました。

 

未就学児から小学校低学年の時期は自己主張のはっきりした子がリーダー格となりやすいと思います。

Rちゃんも自己主張が激しく非常に気が強い子です。

一方、もう1人の年中の子はやや気が弱く自己主張は控えめ。どちらかと言えばリードしてくれる子との方が楽しく遊べるタイプ。

そのため、Rちゃんとその子は相性が良かったのでしょう。

楽しい気分に拍車がかかり、Rちゃんは次女1人を仲間はずれにするという遊びをはじめてしまったのかもしれません。

 

 

「笑う行為」と「基本的人権の尊重」

Rちゃんのことをツラツラ考えているうちに先日Twitterで盛り上がっていた話題を思い出しました。

「(人を)笑う行為」と「仲間はずれ」には共通点がありそう。

togetter.com

私は「笑う」ことはそれぞれの自由だと思うし、個々の信条から制限されるべきではないと思います。

そもそも人それぞれ「笑う」理由は案外複雑な心理や背景や思想が隠されているものです。

 

でも、これにより法的規範を侵すようなことがあれば、制限されても良いと考えています。

法律の解釈には幅があるので、これを基準に物事を判断することは正直簡単にはいきませんが、要は「基本的人権の尊重」だと思います。 

全ての子どもは、安全に生活し、教育をうけることが様々な法律によって保証されています。

それらの法律が子どもの権利を守っているのです。

しかし、いじめは保証された子どもの権利を大いに侵害するものです。

参考:いじめと法律

「いじめ」は「基本的人権」が侵害される典型ですね。

 

法的規範を基準に考えれば物事が整理され、相手に不当なことをされているかどうかを冷静に判断しやすいかもしれません。

 

仲間はずれだったのか?

話を戻します。

一時次女が仲間はずれにされたと心の中で大騒ぎをしたものの、しょせん年中児の間で起きたこと。

もしかしたらRちゃんは単にテント内がおもちゃと人でいっぱいだったので「これ以上テントに人は入れない」と考えていたのかもしれません。

 

次女自身もRちゃんの発言に傷つく様子もなくその間1人遊びをしていた訳ですし、最後に2人は仲良く遊んだのですから「仲間はずれ」と考えたのは短絡的だったかも。

 

次女が発達障害であるために日頃些細なことで過敏に反応し心配してしまいます。

けれども今回の件で「娘の権利が侵されているかどうか?」と考えることは冷静に物事を考える一つの方法だと気づきがありました。

次女はあまり物事に気にしないところが長所です。

その部分を信じて、心配性から脱却しないと。。